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2008年9月11日木曜日

マイロン君とゲイリー君!

クロアチアから無事帰ってきました、10日もたってしまったのね、Time fliesだわ。旅行記はまた近いうちにじっくりと。。。

今日は、昨日有給休暇をとって聞きに行った講演会のことをちょっと。。。商品・金融デリバティブ商品のリスク管理を行うシステムに携わって早丸7年。転職にあたってまず手渡されたのがハル氏著書「デリバティブ入門」でした。全部日本語で書いてあるのに、ちーんぷんかーんぷん、腹からうなぎが出そうな心境で「むーんむーん」うなって読んでいました。そしてまさに腹から蒲焼が出そうになったのが、「ブラック・ショールズ・モデル」の章、もう、まーーーーったく手が出ない、目で追ってもまったく意味がわからない、なんじゃこのナメクジが塩かけられて縮みながらのたうっているような数式たちわぁぁ!しかも、記憶が正しければ、その「・・入門」書には、ブラック博士とショールズ博士が並んで笑っている写真が掲載されていましたーー。そう、そのショールズ博士が今来日しているのです。
マイロン・ショールズ博士、97年にこのデリバティブ関連に携わった彼の功績に対して、ノーベル賞が送られました、そして、読売新聞・NHKが企画する「ノーベル受賞者を囲む」講演会に彼が講演者として出席するのをききつけ、昨日、埼玉にある霞ヶ関(!)まで行ってきましたよぉぉ。
45分の持ち時間でのレクチャー、「あ、この人の頭の中は数字と数式がいっぱいなんだんなー」と思わせるプレゼン資料(言葉の羅列、チャートもなければ色づけもなし)。公式を説明するように、淡々と一から最後まで、用意した講演内容を話していく「マイロン君」は、イメージ通りの紳士でした。
それに比べてエネルギッシュな「ゲイリー君」!(ゲイリー・ベッカー博士も、もちろん経済学でノーベル章を受賞している立派な方)プレゼンには統計調査を基にした色とりどりのグラフ、話の内容により、PPT資料も前後に行ったり来たり(いきなり、PPTの最後のページまで飛ばして進んでしまったときは、会場から笑いがもれました。つかさず「だから、PPTの順番を手直ししてくれって言ったんだよ。明らかに間に合ってなかったけどね」とコメントする、やんちゃなゲイリー君)。正直、身近な事物から経済を切り込んで考えていくスタイルのベッカー博士のプレゼンのほうがおもしろかったです。やっぱり、ショールズ博士は、数式をたっぷり盛り込んでNumericに話を展開していただきたかったですが、講演のテーマ上、それは難しかったんでしょうね。
この講演に足を運んだ他の方のブログでも同じような意見を見つけましたが、ノーベル受賞者かつ経済学博士の二人は持ち時間きっちりで自分のプレゼンを終えたのに対し、おそらく二人のまとめプレゼンをするべきだった開催場所大学の教授が時間をロスしてとうとうと自分のプレゼンを続けたのには、唖然としました。あの後のパネル・ディスカッションと称したQ&Aを見ずに帰った人の気持ちがなんとなくわかります。。。もっとInteractiveだったらいいのに、あんなすごい二人を招いたのにねー。

マイロン君が言っていましたが、サブ・プライム・ローン問題後の金融市場不安からVolatilityの揺れ幅が大きくなっている状態が続いているようです。いいほうにふれるのか悪いほうにふれるのか、これは実際にことが起こってみないとわからないものです。2度目のMRI結果にて、急激な悪化はないものの、確実に多発性筋腫との診断がされたワタシの子宮状況。ここが正念場、あきらめずに地道に民間療法を続けていく気が新たに沸き起こっています。ワタシの子宮筋腫のVolatilityも幅広いわよん!好転させるほうにどかんとふれさせたいものです!

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